運転免許のMTとATについて

運転免許には、MTとATの2種類が存在します。MTとは、動力伝達装置の一つであるクラッチペダルが搭載されている車を運転する際に必要な免許です。アクセルだけでなく、クラッチペダルを操作することで、車輪に動力を送りながら運転ができます。

一方のATの場合は、クラッチペダルがついておらず、アクセルとブレーキのみが搭載されている車です。一般的な車のみ運転する場合は、ATでほとんど問題ありません。しかし、軽トラックや専門的な車などを取り扱う場合は、MTの運転免許が必要になります。ご自身の状況に合わせて適切な運転免許を選ぶことが大切です。

時間数に大きな違いがある

MTの場合は、普通自動車免許の扱いになるため、MT・AT両者の車の運転が可能です。
ATの場合は、普通自動車のAT限定で運転できます。そのため、MT・ATでは教習所で習う内容に若干の差異が発生します。

MTの場合は、技能実習が34時限必要です。
一方のATの場合は、技能実習に必要な時間は31時限と設定されています。1時限50分なので、両者には150分ほど、必要技能実習の時間の違いが発生するのです。

運転免許の取得にかかる料金にも違いがある

MT・ATの運転免許取得では、料金にも違いがあります。教習所によって値段は変動しますが、多くの教習所では、MT免許を取得する場合は技能時間数が多いこともあって料金が高いです。運転免許の取得を目指す際は、事前にMT・ATの料金を調べておくことをおすすめいたします。

教習所で取得できる運転免許の種類を確認するのがおすすめ

教習所に通って取得できる運転免許は、普通自動車免許だけではありません。バイクや大型車の免許など、細かく分類されています。自分が取得したい運転免許が取れるか、最初に確認することが大切です。

おすすめは指定自動車教習所

公安委員会によって、指定自動車教習所に認定されている教習所があります。指定自動車教習所に通うことで、試験場での実地試験（技能試験）が免除になるのがメリットです。走り慣れた教習所で走行することで実地試験を通過したい場合には、指定自動車教習所であるかどうかを確認してください。

予約プランがある教習所がおすすめ

運転免許を取得したい方の層は様々です。学生から社会人まで幅広い方が通えるような予約プランが設定された教習所か、自分が通いやすい予約プランがあるかをチェックすることをおすすめします。

自分で都合を考えながらその都度予約を取っていくパターンと、係員と事前に相談・面談を重ねて一括ですべてプランニングしてしまう方法があります。最大何日後まで予約ができるかといったことも細かく設定できる場合が多いので、忙しいなかで教習所に通う場合は事前確認が欠かせません。

女性に優しい制度がある教習所がおすすめ

女性が利用する場合、インストラクターの性別や、女性が専用で休めるスペースの有無は重要です。女性限定で教習を行っている場合や、女性インストラクターを指名できる制度などが、教習所によっては設定されています。

また、子供がいる場合は託児所に預けられる場合もあります。女性一人で通うのが不安な場合は、女性に優しいプランや設備がある場所を選ぶことが重要です。

MT・ATに関わらず、運転免許を取得する場合は教習所選びも重要になります。安心安全に通い続けられるだけでなく、予約プランや免許の種類が充実している教習所がおすすめです。