指定教習所とは

指定教習所とは、仮免を取得し卒業証書を受け取ってから運転免許試験場での試験を受けられるようにサポートしてくれる場です。

運転免許試験場では、主に筆記試験を受けることで終了します。指定教習所に通っていることで、技能試験と呼ばれる「運転を正しい知識でできるかどうか」の試験の免除が可能なのです。

未指定教習所とは

未指定教習所とは、公安委員会から認可を受けていない教習所です。仮免の取得や必要な知識を身につけることはできますが、運転免許試験場にて筆記試験を受けたあと、最低3回は技能試験のため試験場に通う必要があります。

また、その都度費用と手続きが必要となるため、非常に足労のかかる試験となってしまいます。スムーズに終わらせて運転免許を取得したい場合は、指定教習所に通うのがおすすめです。

教習所の見分け方

東京都内では、指定教習所は47校ほどあります。インターネットで東京の指定教習所について調べると一覧が出ますので、近い場所や取りたい免許を扱っているところを選んでください。

検定を受けたい場合は指定教習所で

指定教習所では、免許取得に必要な検定とそのコースの走行が通っている最中に受験可能です。しかし、未指定教習所の場合は免許センターに行き、筆記試験合格後でなければ実地試験を受験できません。

より手軽に受験したい場合は、検定までカリキュラムに組み込まれている教習所を探すと良いでしょう。

運転免許を取得するまでの流れ：指定教習所の場合

指定教習所の場合は、以下のとおりにカリキュラムが進んでいきます。

• 第一段階（教習所内で技能、学科の履修）
• 修了検定
• 第二段階（技能・学科の履修）
• 卒業検定
• 運転免許試験
• 免許交付

指定教習所の場合は、第一段階をクリアすることで、仮免許を取得可能です。その後、さらに第二段階で路上コースやより詳しい座学によって卒業資格を得られます。卒業後は、運転免許試験会場に赴き、実施される筆記試験をクリアすれば完了です。

試験後はすぐに結果が発表されるので、早ければ当日すぐに免許が交付されます。最短ルートで免許を取得することが可能です。

運転免許を取得するまでの流れ：未指定教習所の場合

• 第一段階（技能・学科の履修）
• 運転免許試験場（仮免許試験）
• 第二段階（技能・学科の履修）
• 運転免許試験場（免許取得）
• 取得時講習7時間
• 運転免許試験で適性検査
• 免許交付

未指定教習所の場合は、第一、第二段階共に必要な時限数はありません。自由に受けたあと、すぐに運転免許試験場に向かうことが可能です。学科試験のための座学や路上教習なども、自分がやりたいだけ時間をかけて行うこともできます。

自分のペースでわからない部分を突き詰められる点はメリットです。しかしその分、仮免許取得後や本免許取得後は講習を受けなければならないため、面倒だと感じる場合があります。

一気に教習を受けたり、何度も免許センターに通ったりするのが面倒な場合は、細かく履修ができる指定教習所がおすすめです。自分に合った方を選択するためにも、あらかじめ両者の違いについてしっかりと理解しておきましょう。