合宿も通学も技術レベルは同じ

合宿で短期間のうちに免許取得ができるとはいえ、教習を受けている人に運転のルールや道路交通法の内容が入っていなかったり、運転そのものが危険だと教官が判断したりした場合は、次のステップに進めないように設定されています。

合宿と通い両方とも、基本的に運転技術に差異がないようにカリキュラム立てがなされているわけです。したがって、合宿に参加したからといって事故を起こすわけではありません。免許を取得して運転するようになれば、合宿だったか通学だったかは関係ないのです。

事故が起こる状況と原因

事故の発生は、その人が免許を取った方法ではなく、その時々の状況によって決まります。路面凍結・雨天など環境によって発生することもあるでしょう。また、注意力が散漫になっている場合などに、事故が発生する確率が高いです。

そのため、事故が発生した瞬間の状況をしっかりと見る必要があります。合宿免許を取った人だけでなく、車を運転するすべての人に事故の発生は考えられるのです。意識を高くもって車を運転し、細心の注意を払う必要があります。

一気に内容を覚えるから

合宿では、短期間で一気に運転に関する知識を詰め込みます。カリキュラム上、毎日朝から晩まで運転や座学をすることになるため、覚えきれない可能性があるという点で事故率が高くなるといわれる傾向があるのです。

期間内に合格させなければならない

合宿は、期間が決められています。それゆえに、教習所側がその期間内に卒業させる必要があるため、合格できるラインのハードルを低くしているとイメージされるのです。もし、実際に審査のハードルを低くしている教習所があるとすれば、その教習所自体が良くない可能性があります。

しかし、審査のハードルを意図的に低くしている教習所は基本的にない、というより絶対にあってはなりません。もし審査のハードルを低くしたことにより、教習生が事故を起こしたとなると、教官自身の信用と教習所のイメージ低下につながるでしょう。そのため、教習所及びその教官があえて審査のハードルを低くすることはないはずです。

これらの理由やイメージから、合宿で免許取得をした場合は事故発生率が高いといわれることがあります。